狭いアトリエ

 4年生が新しく使っているアトリエはもとパソコン教室で、狭い。卒業制作は12人の生徒がほぼ150号のキャンバスを使うので、窓側と真ん中に背中合わせに置くと、後ろに3歩しか下がれない。それに油彩の匂いが立ち込めて酔っ払いそう。

 

 集中力が必要なのにおしゃべりも気になる。聞くと、ある生徒は授業中は耳栓をし、休みに出てきたり、夜10時まで残って描いているんだそう。ーーーなるほど、順調に制作が進んでいると思ったわ。

 

 それでわたしも耳をイヤホーンで塞ぐことにした。

これは素敵!好きな音楽を聴きながら制作できる。職場にいた時は仕事中は1日中、語学番組を聞いていた。英語はもちろん、フランス語からロシア語までわからないまま聞き流していると、言語には独特のリズムがあり音楽のように聞こえて来る。

 

 今はマイブーム、Dimashのカザフ語を聞いている。空間の広がる言語だなあと思う。広い砂漠地帯はお腹から声を出さないと届かないのかもしれない。カザフのテレビ番組で歌を聴いて、みんないい声を持っていると思ったわ。ーーーカザフを旅したくなった....。

 

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