年末と正月の3が日は大学がクローズされていたので、息子ファミリーと新年を祝い、あとの2日は読書タイム。「黒人小屋通り」ジョゼフ・ゾベル著
カリブ海小アンティル諸島は三角貿易によりアフリカから奴隷が連れてこられ、サトウキビ畑に投入されたところ。そこで育った著者の自伝的物語である。身を粉にして働いてサトウキビ畑で枯れ木のように死を迎える奴隷たち。だが、決して悲惨なだけではなく、そのたくましさと祖母の先見の目が筆者を日の当たる場所へと導いてゆく。本を床に置けなくて徹夜で読んでしまった。
さて、4日から大学のアトリエへ出没。山の絵の絵の具も乾いたのでグレーズして夜にしたら、人物が身につけているオレンジのダウンが山と合わなくなった。ダウンの色をグリーンに変えたら画面が落ち着いてやれやれ。
週明けに教師が「あれ?」というので「衣替えをしました!」と言うと「思ってたけど口出ししなかったんだよ」とおっしゃる。ーーーもう、早く言ってくださいよ、月10万円も払ってるんだから....。
「いくらでも新しい絵を描いていいからね」と追い討ちをかけるので「もう、十分です!」と却下。この週末に講評会があり、21日が市民ギャラリーに搬入し、22日から大谷大学の卒業制作展が始まる。それまでに仕上げて額に入れる作業がある。
ーーーやれやれ、あと少しで大学のアトリエから解放される。