「Der Feufeuisgeger 」movie 2014

 David  Garrettがパガニーニを演じた映画。

彼のインタビューでパガニーニを演じた映画があったことを知り、youtubeで検索した。夜はプロジェクターで投影し、ワイン片手に一人映画館。しかし、字幕なしのドイツ語なので細かなことはわからないが、音楽ともう一つの側面を楽しめる。

 

 インタビューによると、映画作りは時間が必要で、自分のパート以外は割に暇なのでバイオリンの練習や創作に当てていたそう。彼が素晴らしいのは、神童といわれるキャリアを持ちながら新しいジャンルを作りあげたことである。ジュリアーノ大学でよかったことは、クリアイティヴな仲間と出会えたことだったそう。

 

 彼はドイツ語、英語、イタリア語、フランス語の4ヶ国語を話すがスペリングがダメで、ペーパーに文字を書くときは困るそう。学校はホームスクールだったと言っていたので学校に通わなかったんだね。母親はアメリカ人でクラシックバレーをやっていて父親は弁護士。

 クラシックは父親の影響で2歳上の兄がヴァイオリンを習っていて、同性の兄弟がそうであるように、兄にジェラシーを感じ兄のバイオリンを弾いていたら、兄よりも音に敏感で上手く弾くので、父親が4歳の彼にもバイオリンを与えたのだそう。

 

 ロンドンで家族が集まったクリスマスの日、階段を転げ落ちて一億円のバイオリンを壊したそう。背負っていたので自分に怪我はなくて、ケースを開けたら数カ所亀裂が入り、直したけど元の音は出なくなったそう。

 今、使っているのは1718年製のストラディヴァリウスで5億円とか。素晴らしい音で彼が弾くとさらに心に響く。この音をキープするためには毎日6時間練習するそう。スポーツと同じで1日休むと大変で2日開けるとさらに困難になるとか。

 

 パリでのリハーサル中のインタビューに「なぜ、クラシックとロックのクロスオーバーなの?」って聞かれて「ほら、クラシックだとみんな寝ちゃうからね」とジョークを飛ばしていた。ーーー笑顔が最高でユーモアも素敵。

 

 

youtu.be