オープンしたばかりの「ギャラリー杣人」でグループ展が開かれている。
札幌から中山峠を超え、下り切ったところに小さな町、喜茂別町がある。役場の斜め向かいにある平屋の建物はエントランスの横に荒く砕いた石を敷き詰め、白い石が建物の黒とマッチしてモダンな雰囲気を醸し出している。
ギャラリーのオーナー、白鳥信之氏は独学で油彩画の技法を習得した方で絵画への情熱が半端ない。今時の美大生なんぞ太刀打ちできない。年を経て絵を描き始めた私は驚くことばかりで、何事もこんなふうに情熱を持って始めた者は一廉の人物になるだろうと感心してしまった。
こけら落しの作品展は北海道では名の知れたアーチストばかりなので、落ち着いた気分で鑑賞できる。日頃、お世話になっている絵の先生ご夫妻の案内でニセコ方面のギャラリー巡りを楽しんだ。