「ウド分かります!」友人と小樽の先にある塩谷丸山に登る。
遥か昔に登ったことはあるのだけど、薄ぼんやりとしか記憶にない。なんか30分くらいで着いたような?とガイドブックのコピーをポケットに入れて登り始めたが、30分過ぎてもまだ林の中だ。
曇りなのに暑く、汗が目に入る。降りて来た登山者に「あと、どれくらいでしょう?」と尋ねると「まだ、三分の一でしょう、登山口の標高が100mなんだから」とのお返事で「あ、そう。聞かなきゃ良かった…」とがっくりする。
友人が「ウドあります!これがそうです」と教えてくれた。見ると、葉っぱが丸く千切るとウドの香りがした。「今夜はウドの酢味噌和えに日本酒だね!フキも採ろう!」と俄然、元気が出る。
丸い葉っぱを見るたびに「これはウド?」と聞くと「いいえ、それは違います!」と、きっぱりした返事が返ってきて、なかなか見分けが難しい。結局は教えて貰ったのを採った。「ワラビもあります!」と言うので「え、どこどこ?」と探すと、茎の先の握ったような穂先が開いて葉っぱになっている。ーーーワラビってシダ類だったんだ?と新発見!
ま、頂上で若者の歓声を聞きながらおにぎり食べ、遥かに覗く羊蹄山の頭を眺め、余市の海を見下ろし、大満足の休日でした。