尊敬するクライマー、山野井泰史さんが登山界のアカデミー賞と言われる「ピオレドール賞」を受賞したとのニュースがアラスカの友人から届いて驚いた。ーーー朝からテンション上がる。
山野井泰史夫妻は講演で何度か北海道を訪れていて、所属していた山岳会の講演会や登山研修会でお話したことがある。子供がそのまま大きくなったような人で好感度が倍増した。奥多摩に住んでいるそうで「遊びに行きたい！」と言うと、住所と電話番号を教えてくれた。
その後も海外山行にのめり込み遊びに行くのは保留になっていたが、ネパールのトレッキングルートで偶然に再会した。意外にもガイド中だった。
タイ在住中、東京の山友とメラピーク山行をした。その時のガイドが山野井泰史さんご夫婦をベースキャンプまで案内したといい、私が荒れたルートにヨレていたら「妙子さんは強かった」と言った。「もう、そんなプロと比べないでよ」と足の力が抜けた。
そして、東京山ガールと奥多摩の東京都自然公園に行った時、山の予定が雨になり中止。「奥多摩にさ、山野井泰史さんが住んでるんだよね。遊びに来ていいと電話番号教えて貰ったんだけど、メモ持ってないわ…」と言うと、山ガールの彼氏が「山野井泰史さんご夫婦が海外に行く時、鍵預かってる友人がいるから」と連絡してくれた。それで、幸運にも山野井泰史さん宅を訪れることができた。
古い民家のお宅は雑誌で見た時と同じ、数年経つのに物が増えてない。北側の部屋が寒いからと自分で建て増ししていた。お二人の考え方も住まいもシンプルでいい。ジョギング中、クマに襲われた話や富士山ボッカの話などを話してくれて面白かった。
一緒に行った若者は山野井泰史さんのことを知らなかったらしく、あとでネットを検索して驚いていたね。気さくなお二人に感謝。ーーー心からお祝い申します！
