2024-03-28から1日間の記事一覧

「白鶴亮翅」多和田葉子

脳内の普段使っていない部分が刺激され、妙に心地よい本である。手にしたら置くことができず、読み終えてしまう。 主人公はドイツの北に住み、翻訳を生業としているが、翻訳家ではなく、なりたいと思いながら、趣味で短編を訳している。その短編を織り交ぜな…