ーーー101歳、アウシュビッツの生存者が語る美しい人生の見つけ方。
Life can be beautiful if you make it beautiful. It is up to you.
想像を絶するアウシュビッツを生き延びた一人である。「人生荒縄の如し」と言うけれど、幸不幸が交互にやってくるどころか、不幸と不幸で撚られたごとく時代に巻き込まれていく。人間の最悪な部分を、死の収容所の恐怖を、ナチスのユダヤ人虐殺を目にして、一世紀を生きてきた人のドキュメンタリーである。
「人生は美しいものにしようと思えば、美しいものになる」いま、世界でいちばん幸せな人間だと、穏やかな笑みを浮かべる。希望を持つこと、真の友人を持つことが如何に大切であるか。彼は両方持つことができたのである。