中勘助の「銀の匙」は名文として知られているが、こちらは漫画の題名で、北海道、帯広の農業高校が舞台となっている。寄宿舎付きの高校で、酪農や農業を継ぐ2世代が学んでいる中に、札幌の進学校から受験システムの落ちこぼれが入学する。勉強しかできない、八方美人の軟弱な男子は、蝦夷農業高校で、本物の落ちこぼれと格闘する。
街の暮らしは、家畜や食べ物の原材料を目にすることはない。読んでいて、つい笑ってしまうのは、田舎育ちだったからだ。母は小遣い稼ぎに豚を飼い、種付けして子豚を売っていたし、実家には鶏もいた。お正月には豚をつぶし親戚で分配していたし、祖母は鶏が卵を産まなくなれば、首チョンパしてさばいた。アジア圏の市場で普通にみられることだが、今やスーパーでパッケージされたものしか知らないのだ。
ピザ窯作りやベーコン作りの話が出てきて、試してみたくなった。加工好きには堪えられません。かといって、ベランダにピザ窯作るわけにもいかないし、燻製器も置けない。
というわけで、料理をトライしてみることに。ピザはよく焼くので、ジャーマンピザを焼いてみた。ピザ生地にガーリックバターを塗り、スライスして揚げたポテトチップとベーコン、モッツァレラチーズをトッピングして高温で15分ほど焼いて出来上がり。
ーーーん、美味しい〜! お試しあれ〜♬