林檎を買いに。

 タイがらみの友人ご夫婦から「余市に林檎買いに行くけど、暇?」とメールが入り、「超、暇だわ!」と即、誘いに乗った。

 

 週明けも晴天が続いていて家に篭って絵を描く気分じゃない。雪虫も飛んでもう直ぐ雪が降ると告げているし、冬眠前の熊じゃないけど、今のうちに色の付いた景色を見貯めして置かないと、あっと言う間にモノトーンの世界になってしまう。

 

 シニア遠足隊は紅葉ドライブがてら、磐渓経由で余市の高台にある果樹園に到着。

しかし、家も倉庫にも人影がない。倉庫の前には林檎のコンテナが山積みされ、果樹園の林檎がたわわに実をつけていて甘い香りを放っている。オーナーを探し回るが畑にもいない。

 

 果樹園に入ってみると落ち林檎が腐っている。「これ、拾っていいのかな?」と聞くと肥やしになるだけだからいいとのことで、ジャムになりそうなのを探していると、「栗が落ちてるわ!」というので、そっちに行く。靴で栗を割り「栗ご飯作ろう!」とイガと格闘しながら栗拾いに躍起になる。

 

 出直してこよう、ということになり、廃屋の方に行くと今度はクルミが落ちている。「えっ、クルミパンが焼けるよ!」とクルミを拾い出す。

 結局、林檎は買えなかったけど、ジャム用林檎を拾い、栗ご飯用の栗も拾った上にパン用クルミもゲットして大満足。越冬用の林檎はまた買いに来ることになった。

 

 

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