晩秋

 アメリカ領事館の前にある「ギャラリー・レタラ」は12月25日で12年間の営業を終えるそう。円山公園の側で立地がよく、天井の高さもあり、自然光が入るので作品が映えるギャラリーである。とても残念に思う。1階にある白い器や洋服を置いてある店舗も素敵で、目の保養にと覗いていた。お店のオーナーとは道新のミニコミ紙「オントナ」で一緒に取材を受け、2階の喫茶コーナーで写真撮影をした。

 

 円山方面に行くと立ち寄っていた古民家の「ギャラリーみやした」も営業を終えていた。ここのギャラリーは30年ほど前、機織りをしていた頃に初めて訪れた。立地がちょっと不便だったけれど、好きな作家の作品を覗きに来ていた。こちらも残念に思う。

 なかなか終息しないコロナ禍のなか、経営が立ち行かないのかもしれない。アーチストにとって展示場所がなくなるのは寂しい。

 

   晩秋のふんわり優しい陽だまりで君と語らん遠き想いで