円山の「函館工芸館」で、元同僚の版画展が開かれている。
身の回りを題材にした小作品でほんわかと心が和む。室内や猫、犬、雪だるまなどなど、彼女らしい丸っこい線が素敵。コロナ禍で作品を求める人が多いとか、我が家にも数点ある。額装もいい。聞くと、青森の友人のお手製とのこと。
版画の授業って、小学生の頃からあり、身近な割に難しい。
左右、面裏が逆になるので、出来上がりを予測して彫らなかればならない。意外に彫刻刀の使い方も難しい。大事なところを削ってしまい、残念なことになる。大谷大学でも、同じ結果に終わった。
絵本作家の手嶋圭三郎の版画は、動物の動きをよく捉えていると思う。
日曜日美術館で拝見して、よくデッサンをしていることを知った。何事も基本が大事なのだと思った次第。いつも鉛筆を持っているほど絵が好きかと問われると、そうでもない。まあ、観る方が好きかもしれない。
中央区南6条西23丁目3-12「函館工芸館」〜19日まで