ベトナムのお菓子〜♬

 ベトナムの生徒から、お菓子をプレゼントされた。「お茶と一緒に食べてください」と指示されたが、お腹が空いて帰りの列車で開けた。小さな包みのバタークッキーは、銀紙を解くとパラパラとこぼれた。ーーーなるほどね、喉に詰まるかも?

 大きなサブレはマミービスケットのようなミルク味で、歯にくっ付く。そっか、これもお茶が必要だ。ーーーリックから、朝の残りのお茶を出して飲んだ。

 

 学生たちは、「先生、食べてください〜♬」キャンディをくれたり、みかんをくれたりする。握り締めていたのか、ポケットから出したみかんは温かかった。学校の室長から、「お昼ご飯をジュースで済ましている生徒もいる」と聞いていたので、自分のオヤツを私に分けてくれてると思うと、しんみりと嬉しい。私も、ポケットにクッキーやキャンディを忍ばせて、出会った生徒に渡したりしている。

 東室蘭まで、バイトに行く生徒と列車に乗り合わせた時など、「美味しいから、食べて見て〜♬」と一緒に食べる。食べることって、仲良くなれる秘訣のひとつだと思う。

 

 今日は、珍しく元気がなかった若者たちだが、帰る頃には元に戻った。そろそろ、5ヵ月が経過するので、ホームシックの頃だと思う。