鬼の撹乱?

 35年振りに風邪を引いた、と言ったら、「鬼の撹乱」と笑われた。

「毎日、炊きたてご飯のような頭で目覚め、ほっこり美味しい気分で、人生を送る〜♬」をモットーにしていたのが最悪な気分だった。風邪引くと、走馬灯のように今までの病歴、傷歴が表れ、関節の痛みで体がバリバリと強張り、膝も腰も立たず、頭痛と胃痛で食欲がない。熱のため焦点も定かではない。ーーーなるほど、年を取れば、こんな風になるのかと年寄り体験?をした。

 

 いつのかわからない葛根湯を飲むために、冷凍ご飯でお粥を作り、3日間を寝て過ごした。朗読をかけっぱなしにしていたら、たいそう面白いのがあった。

宮本輝「5千回の生死」→ https://youtu.be/haTLCP5h1U8?si=aKuFzzR7b1VUnbbs

私も一緒に5千回生きた気がした。

 

 パリのBlogで、美味しそうな焼き林檎も見つけた。すっかり回復したので作ってみた。部屋中に、香ばしい林檎の匂いが漂い、素敵な気分である。ーーーまあ、風邪引きのオマケかな〜♬

 

 



新年 in ベトナム

  今日はベトナムの新年である。教室に赤い提灯が下がり、黒板には新年のお祝いの言葉がかかれていた。「おめでとうございます❣️」と挨拶をすると、生徒たちは、晴れやかに嬉しそう〜♬

 

   今日の課題はタイムスケジュールを作り、課題用語、(まず、次に、それから、そして、最後に)などを使って自分のスケジュールを説明すること。

 練習課題をみんなで解いた後で、ボランティア生徒、A君に、自分のタイムテーブルを板書きしてもらい、それを課題用語を入れてみんなの前で発表してもらう。

 A 君が素晴らしいタイムスケジュールを書くと、「先生、A君のは、ウソです〜」という。「えっ、どうしてウソなの?」と聞くと、「私とA君、B君は一緒の家に住んでいます!」と笑う。そんなに勉強していません、とのことらしい。

 板書き中のA君、ルームメイトの反乱にタジっとしながらも、「みんな、参考にしてください!諦めないで、一生懸命勉強しましょう!」と締め括った。ーーーさすがです!

 

 「今日、私は、風邪を引いていて、喉が痛いので大きな声が出ません。授業中は静かにしてくださいね」とお願いすると、打って変わって静かだった。かわるがわる「大丈夫?大事にしてください」と声をかけてくれて、超、嬉しかったです〜♬

 

 

 

南北アメリカ大陸縦断自転車旅

 アラスカ友人の息子カップルが、1年半かけて南北アメリカ大陸縦断自転車旅をし、この冬に両親の元に帰国した。彼は、高校生の夏休みに長野県から北海道の我が家まで、自転車で来たことがある。どちらかというとシャイな若者で、小学生の時は母親に後ろに隠れていた。治安が良くない南米で、テント泊しながらの自転車旅である。無事に帰れたのが何よりも嬉しい。

 

 風邪を引き、あちこち痛み最悪な状態なところに、縦断旅のプレゼンをしたとのことで、動画が届いた。彼女の英語のアクセントがきれいで聞きやすい。そういえば、スペイン語も話すと聞いたような気がする。炬燵に潜り、ゆっくりとプレゼンを楽しむことができた。

 

南米アメリカ大陸縦断自転車旅→  https://youtu.be/VeHy19uBWyU

 

 

 

Welcome Sapporo!

  ドイツから雪まつりのお客さまが見えて、ゲストルームを作ったり、食事の用意やお土産などで忙しくしていた。ゲストルームには満足してくれたが、自分たちの寝袋持参していて、説明不足だったと思う。その分リックにスペースができるので悪いことをした。旅は軽い方がいい。

 

 IT企業に勤める彼らは、街から15分くらい離れた田舎にガーデンを持っていて、フルーツや野菜を作っている。プラムが美味しいというので、写真を見せてもらうとブループラムだった。農薬を使わないので、いろんな動物や虫がやって来るそうだ。なんとも羨ましい生活をしている。

 

 我が家の冬は、炬燵とチャンチャコの生活をしているので、「着てみる?」と聞いたら、えらい気に入って、どこで買えるかときかれた。ドイツに持ち帰るそうだ。それから、「朝食はパンとご飯どっちがいい?」と問うと「もちろん、日本食がいい!」というので味噌汁を作った。日本食が好きで、たまには味噌汁を自分で作るとのこと。我が家で、朝、味噌汁を作るのは、娘が高校卒業して以来である。「食後はコーヒー、それとも紅茶がいい?」と尋ねると、これまた「グリーンティーがいい!」と即答。毎朝お茶を飲む習慣なのだそう。私より、日本人らしい食生活かも?

 

 集めておいた英語バージョンのパンフレットを見ながら、おすすめスポットを紹介する。雪まつり見て、小樽へ行って、定山渓で温泉に入りたいそうだ。

 

 最近、忙しくしていたので、免疫力が落ちたのか風邪を引いた。筋肉痛で彼らを案内できなかったのが残念である。

 

 

ゴスペル with お泊まり会

  札幌でゴスペルを聴くのは初めてのこと。カナダやアメリカ、タイやフィリピンでも、友人に誘われて教会に行った。いろんな人々との出会いの場でもある。アメリカ人とフィリピン人のカップルは教会で出会ったと言っていた、コンサートホールのゴスペルは音響が良すぎて、うるさいくらいだった。ゴスペルはバンドがない方がいい。

 

 そのあとは、友人宅で新年会。美味しい白ワインに、お刺身と牡蠣、それはそれは最高のおもてなしでした。今年も、美味しいものにありつけそうな予感がします〜♬

 

 

 

作文上級

 今までは課題、トピックを設定して文章を書いていたが、後半は絵を見て、また会話から文を作成する。今日の課題は程度副詞を入れた文章を作成すること。

 

 絵カードを使い、推定会話から副詞を引き出してゆく。発話は作文が得意じゃない生徒の方が食いつきがいい。「言ってくれるかな?」と心配しながら、発話を促すんだけど、どんぴしゃりと的を得る。そういう時は、「やったぜ〜!」と嬉しくなる。練習問題を3回して、最後にプリント課題を提出する。

 

 雪まつりのせいか函館行きの列車は、外国人観光客で混み合っている。自由席は満席で、立っている人も。

 JR北海道には、いろいろと問題がある。まず、大きなキャスターを入れる場所がない。1車両に1箇所、座席を取り外したスペースがあるが、6個しか収まらない。観光客はキャスターを入れたり出したり、パズルのように組み合わせて収めるのに苦労している。

 そして、毎度のことだが、切符を持たない御一行様に、車掌がてんやわんやしている。支払いにカードが使えないのだ。現金の持ち合わせがない人もいる。降りた駅で支払うようにと指示しているが、現金の出し入れより、カードが使えたら便利だろうと思う。

 暖かい国の観光客が冬の北海道を旅行するって、大変だ。みんなモコモコのダウンを着ている。ーーー寒いけど、ほっとな北海道、大いに楽しんでください〜♬

 

 

 

 

 

 

 

トピック「スマートフォン」

 本日は、先週のJR運休の振替授業。室蘭は風もなくスカッと晴れて春のよう。

思わず「今日は暖かくて、春みたいね?」というと、「いいえ、先生寒いです!春ではありません」との返答。ーーーベトナムは春の陽気だろうね…。

 

 今日のテーマはスマートフォン。どのように利用しているか? 学生にとって身近な話題なので大いに盛り上がった。

 まずは、スマホを使い出した年齢と機種の金額から入り、どのようなアプリケーションを利用をしているか。そして、スマホの問題点、良い点と悪い点を挙げる。スマホには、どのように問題点があるか?それをどう避けるか。最後に、スマホがないとあるでは、生活がどう変わるかなどを話し合った。

 

 便利なスマホは問題点も多く、中学生の頃はゲームにハマり勉強しなくなったとか、怪しげなサイトを覗いたり、依存症になった生徒もいた。今は、日本語の勉強に欠かせないアイテムになっているとのこと。だだし、使いすぎると目が痛くなるので、コントロールしているという生徒が多かった。

 

 私も生徒と同じ。音楽や映画、検索機能にとフル活動させている。もはや、Wi-Fiなしで生活できなくなっている。たまには、スマホなしで山に籠ることも必要かなあー…。