お盆

 My 仏壇に手を合わせ、亡くなった祖父母や友人を忍ぶ。

人は二度死ぬと言われる。その人を思い出す人がいなくなった時にその存在は消える。人は死者の思い出と共に生きているのだと思う。

 

 山で亡くなった友人、癌や事故で亡くなった友人を忍び、ヒマラヤの映像を見ながら一人酒盛り。酔うほどに陽気になって、好きなことやり放題の薔薇色の人生だったかも?と思う。

 昔、「私、好きな事しかしてないよ」と同僚に言ったら、「世間では、そういう人をわがままと言います」と返された。ーーー確かに。

 しかし、「好きなことやらないで何やるの?」と言った若者の言葉が私には馴染む。人生一度きり、あの世で後悔しないように好きなことに情熱を傾けよう!

 

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葬儀用 Music

 寝ても覚めてもDavidのバイオリンを聴いていて、ついに自分の葬儀のバックグランドにと CDを注文した。お坊さんに経を詠んでもらうよりは元気に三途の川を渡れること間違いなし。

 

 もう、そろそろ逝ってもいい年頃で、佐野洋子の本のタイトル「死ぬ気まんまん」である。彼女は癌になり、担当医に今後の治療費を訊き、残りで高級車を買った。ところがなかなか死なない。それはいつ頃になるのかと、死ぬ気まんまんで尋ねる。ーーー笑ってしまった。

 

 今日、久々に仲良しヨーコちゃんがやってきて 一緒にランチ。彼女のクラスメートの近況や絵、音楽の話をしながら、何気ない日常の積み重ねが暮らしを彩っているんだと再認識する。特別なことが起こらない日々を心から愛おしく思う。

 

 本州では猛暑が続いて熱中症で搬送される人が倍に増えたとか。コロナ感染症でマスクをしなければならないから体感温度は半端ないだろう。幸い北海道は湿度が低いから過ごしやすい。今夜はペルセウス流星群が見られるというのでベランダで星待ち。

ーーーご自愛ください。

 

 

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夏の連チャン山行

 山友に雨竜沼&南暑寒に誘われ、何十年振り?といそいそと出かけたら、前日の雨のため道がクローズされていた。急遽、近場の山歩きをすることに。

 沖里河山〜無名山〜音江山と800メートルの小山を3ケ縦走?登山口で大吟醸の一升瓶が迎えてくれた。ーーーなんの意味じゃ?

 緑滴る森の散歩道にはヤマアジサイが満開で、こんな里山歩きもいいなと思う。今日も山友の美味しいコーヒーで素敵な時間を過ごした。

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 翌日は絵の先生達と樽前山へ。

これが、山始めて以来、二度目の雨風で遭難しそうに厳しかった。一度目は秋の大雪登山デビューでずぶ濡れになり「寒い寒い!」と言ってみんなのウイスキーを飲んでしまった。連れて行ってくれた同僚に「こんな目に合うと、もう二度と山に来ないんだよね」と言われたけど、未だに止めてはいない。

 

 そして、二度目。天気予報では曇りの筈が途中から雨になり、樹木を抜けたガレ場に出ると風が強く真っ白で5メートル先も見えない。

 なんとか頂上まで行けたがメンバーの靴底が嗅がれるアクシデントが発生。紐で縛って応急処置をしたが片足を庇って歩くせいか膝が痛いといい、私がしていたサポーターでスボンの上から固定した。

 

 山歩きに慣れてない友人なので持ち物や服装、とくに綿のシャツは着ないようにとアドバイスをしたが綿のズボンも履かないようにと言うべきだった。綿は水を吸って乾くときに体温を奪う。これが大雪だったら低体温症になってるところだ。

 こんな経験はしないに限るけど、アクシデントが旅を思い出深くするように、ずぶ濡れ登山もまたいい思い出になると思う。

 ーーー無事に下山できてやれやれでした。

 

 

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紫陽花の季節

 紫陽花が美しい季節。とりわけ好きなのが山に咲く額紫陽花で丈夫で元気。少しづつ水切りしていくとずっと咲いていてくれる。ディジーやコスモスも好き。雑草のような逞しさが気に入っている。

 

 タイから戻った春に道端のディジーを手折ってキッチンの窓の空き瓶に差した。朝、キッチンで山を見ながらコーヒータイム、目線に花があるのっていい。

 翌年、窓の下の草むらでティジーを見つけた。なんでここにディジー?と思ったら、ものぐさな私は、花が終わったので窓からポィと捨てたのだ。ーーータイ式が身についてしまっていた?

 せっかく咲いたから植え替えてあげようと思っていたら、草刈りの日に刈られてしまった。なのに、翌年にまた咲いた。今度はもっと大きな株になっていた。今年は刈られるまえにスコップで掘り起こして植木鉢に入れベランダに運んだ。ベランダでお手玉のように風に揺れて、超、元気、元気!

 

 自転車で郊外にある高校時代の友人宅へ。紫陽花をねだってリックに入れて戻った。いい汗かいてスイカシェイクで一休み。なんとも爽やかな初夏の一日でした。

 

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「Der Feufeuisgeger 」movie 2014

 David  Garrettがパガニーニを演じた映画。

彼のインタビューでパガニーニを演じた映画があったことを知り、youtubeで検索した。夜はプロジェクターで投影し、ワイン片手に一人映画館。しかし、字幕なしのドイツ語なので細かなことはわからないが、音楽ともう一つの側面を楽しめる。

 

 インタビューによると、映画作りは時間が必要で、自分のパート以外は割に暇なのでバイオリンの練習や創作に当てていたそう。彼が素晴らしいのは、神童といわれるキャリアを持ちながら新しいジャンルを作りあげたことである。ジュリアーノ大学でよかったことは、クリアイティヴな仲間と出会えたことだったそう。

 

 彼はドイツ語、英語、イタリア語、フランス語の4ヶ国語を話すがスペリングがダメで、ペーパーに文字を書くときは困るそう。学校はホームスクールだったと言っていたので学校に通わなかったんだね。母親はアメリカ人でクラシックバレーをやっていて父親は弁護士。

 クラシックは父親の影響で2歳上の兄がヴァイオリンを習っていて、同性の兄弟がそうであるように、兄にジェラシーを感じ兄のバイオリンを弾いていたら、兄よりも音に敏感で上手く弾くので、父親が4歳の彼にもバイオリンを与えたのだそう。

 

 ロンドンで家族が集まったクリスマスの日、階段を転げ落ちて一億円のバイオリンを壊したそう。背負っていたので自分に怪我はなくて、ケースを開けたら数カ所亀裂が入り、直したけど元の音は出なくなったそう。

 今、使っているのは1718年製のストラディヴァリウスで5億円とか。素晴らしい音で彼が弾くとさらに心に響く。この音をキープするためには毎日6時間練習するそう。スポーツと同じで1日休むと大変で2日開けるとさらに困難になるとか。

 

 パリでのリハーサル中のインタビューに「なぜ、クラシックとロックのクロスオーバーなの?」って聞かれて「ほら、クラシックだとみんな寝ちゃうからね」とジョークを飛ばしていた。ーーー笑顔が最高でユーモアも素敵。

 

 

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ベリー・タルト

 友人からベリーの差し入れがあり、アラスカを思い出してタルトを焼いた。

2008 年、夏の2ヶ月間を南東アラスカのヘインズで過ごした。アラスカの夏は、冬の準備で忙しい。家族総出で鮭やムースの肉の保存をし、ベリーを摘んでジャムを作る。ブラックベリーは山に摘みに行ったけど、ツインブルベリーは海岸の草地で採れた。毎朝、アイスクリームの空きボトルを首にぶら下げ、ベリー摘みをしていた。

 自分用にと、鮭とイクラ、そしてベリーのジャムを作り、大きなコーヒー瓶3本をザックに忍ばせ、空港で取り上げられることなく持ち帰ることができた。

 

 いちごやさくらんぼ、ベリー、スイカの赤を見ると元気になる。赤ってエネルギーそのものだと思う。子供が大好きなのがよくわかる。

 部屋に赤い絵が欲しいと描き始めるが、なぜか赤が青くなり、そして最後は群青色になってしまう。なんでだろうね?ーーーパワーが足りないのかも知れない。

 

 

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手稲山でコーヒータイム

 手稲山のスキー場、ネオパラコースのゲレンデを登る。

ヒュッテから1時間ちょっとで登頂できる楽ちんコース。札幌冬季オリンピックの女子大回転のゲレンデだそうで、登りがキツイけど野草が咲き乱れるゲレンデはスイスのよう。

 デイジーに混じって、西洋タンポポが咲き乱れる。西洋タンポポに混じって咲いている濃い毒々しいオレンジのタンポポ外来種で一段と目立つ。英語でhawkweed 。日本固有の大きな丸いタンポポは姿を消しつつある。

 

 今日も元気に歩いて山頂でコーヒータイム。

お手製のたい焼きに苦味のあるコーヒーがジャストマッチ。幸せな時間でした!

 

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