「この星の絵の具」小林正人

 美術雑誌に紹介されていた書評を読んでピンとくるものがあり、大学の図書にリクエストしたらすぐに購入してくれた。

 

 ん、なかなかいいじゃん!久々のヒット作品。素敵な本に出会うと天にも昇るように舞い上がる。空や音楽、人物や馬を描いていて、自分がどこに存在しているのかわからないようなアーチスト。浮遊感があり感覚的に好きな絵だ。

 

ーーー『いつも絵の具をポケットに入れて歩いていた。国分寺の画材屋で絵の具をポケットに入れ、街で気になるイメージを破ってポケットに入れて持ち帰る、そんな毎日だった。』そして、彼はバンクーバーにいるせんせいにも見えるような空の絵を描き始める。

 

 街に出ると画材屋さんに寄り、絵の具を1本買って「この色で何を描こう」と思う、そんな気持ちに似ている。

小林正人 https://bijutsutecho.com/magazine/interview/19953


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