春探しの散歩してばかりで、なかなか絵のモードにならない。
デッサンから始めればいいや、と鉛筆を並べ花とレモンを描くことにした。ところがしばらくしてないので丸いレモンを描くのが意外と難しい。何事も一度離れると感覚が戻るのに時間がかかる。
そうだ、お花をいただいたご近所さんにポストカードを贈るのが先と、ポストカードを数枚描いて色付けした。庭仕事をしているのを見かけたので降りて行ったら、思いのほか喜ばれてお礼にチューリップをいただいた。
身近に花や緑がある暮らしは心を豊かにしてくれる。旅をしていても、通りで花を買った。洗面台のコップに花を差してベッドサイドのテーブルに置くと、旅の途中の味気ない部屋が自分の空間になった。ーーー花の魔法だね。
