山カフェ in 尻別岳 ▲1107m

 尻別岳で山カフェ。ルスツスキー場コースを登る。尾根の登山道は見晴らしが良く、左手に羊蹄山、右手に遠くの山並みを眺めながら、心軽くフットワークもばっちりでいい気分。

「明るくていいね、この山〜♬」と言うと、相棒が「夏は暑いかもね」と答え、さかんに山葡萄の葉を持ち上げている。蔓はあちこちにあるのに実が付いてない。彼女はコクワもチェックしていたがこちらも実がない。

「今年は生り物がよくないから熊が出るのかもね?」と呟き、サクサク登っていたが途中から結構な勾配になりロープが設置されている。雲も湧き、羊蹄山は姿を隠してしまい、下界はガスに包まれてしまった。ーーーあらら、こんな筈じゃなかったに…。

 途中トレールランギャル3人組に道を譲り、急登を超える。すると「尻別岳遊歩道」の看板が目に飛び込んできた。

「この急登が遊歩道? それとも、ここからが遊歩道ってこと?」稜線の遊歩道を500mほど行くと山頂だった。芝生の広場はけっこうなスペースで、山頂とは思えない。古い看板を見ると喜茂別コースは廃道になり、笹が生い茂っていた。

 

 本日のティータイムはパンプキンタルトと紅茶。そして、グレープフルーツに新潟の笹団子。美味しいものを食べておしゃべりして、今日も元気で山カフェ。

 「てっぺんで星を見る」ってのもいいかも?と言ったら、山頂に本を置いて、「本日の一冊」と言うのがあるそうだ。

 

 帰りは喜茂別の「ギャラリー杣人」に立ち寄り、北村哲郎氏の彫刻を鑑賞する。泥の木を使っていると言う。泥の木は成長が早く、斬ると水が噴き出すそうだ。ギャラリーのスタッフがブルーベリーをご馳走してくださり、ベリーの苗木も予約して、たいそうハッピーな一日でありました。

 

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