札幌市民芸術祭 市民ギャラリー

 札幌市民芸術祭に出品した。市の芸術祭への応募作品は、はじかれることなく、みな展示してくれるので、広い空間で自分の作品を見ることができる。思い立ったのは、卒業制作展でメディアの同窓生からメールを頂いていたこと。作品「泣きたい気分で」の、山と星の絵が好きなので、他で展示する事がありましたらぜひ連絡を、とのメールだった。

 

 3月の個展の際、メールアドレスが見つからず連絡出来なかったのだけど、芸術祭に出したら見に来てくれるかも?と思いついた。大学事務局の連絡メールで案内を出したが、卒業後もメルアドが使えるのかどうかはわからない。タイトルを「Fish tail Mountain 」に変えて出品。奨励賞をいただいた。ーーー見てくれることを願う。

 

 

 昨日の夕方、芸術祭担当者から電話があり、「授賞式に出席できますか」とのこと。

頭の中では「奨励賞」ってなんだろう?頑張ったでしょう、みたいなものかなと思い、

「それは一体、どんな賞なんでしょうか?佳作みたいな賞ですか?」と尋ねると「トップ賞の次の賞です」とのお言葉。驚き、慌てて「それは、ありがとうございます!」とお礼を述べた。

 

 大谷大学に入学し、大きな絵を描くのに躊躇していた私に、教師は50号のキャンバスを薦めた。フィラデルフィアのアートスクールのワークショップに参加した時のモデルを描いた。その絵を展示してもらおうと芸術祭に出品した。大きな空間で見ると絵の良し悪しがわかる。絵は佳作だったが気に入らない。今、その上に大雪山連峰を描いている。山の絵を描いていると山にいる気分になる。奨励賞を頂いたマチャプチャレの絵は、見るたびに山への憧れが蘇り「泣きたい気分」にさせられる。