カミムラルイ 個展 於: ギャラリーさいとう

  立ち寄った隣りのギャラリーで、偶然にも好きな作家の個展が開催されていた。

足を踏み入れたとたん、あれ?と思う。懐かしい作品に出会ったような? 私って、こんな世界が好きなんだ、と再確認する。

 

 シルクスクリーンの作品で青が基調。凛として、どこか遠くへ連れて行かれる感覚を味わえる。朝の空気のような、平原の月明かりのような、妥協しないんだけど深いところで繋がっているような感じ…。

 大谷大学在学中に、同じギャラリーで作品を見ている。若い作家さんで、なんだろうこのセンスの良さ、と思う。

   

      朝の空気は凛として

      すべての妥協をはねつける

      たゞ 静寂な音のみが

      僅かな高調波を従えて

      通ることを許されます  ーーー谷川俊太郎

 

   〜7日(日)まで