第77回 全道展授賞式

 全道展へ。全道美術協会賞と美術館協力会賞のW受賞は大谷大学の学生、大野海玖さん。

ベニヤ板に墨汁を塗りこんだ下地にコラージュを重ね、テーマの深さを表現している。題「不死を生む責」。彼女が持つパワーとテーマの斬新さを感じる。

 

 

 

 さて、私の絵はどこじゃい?とぐるりと回ったがない。一階を見終わり、階段を登ったら、ロビー正面にあった。あら、引いて見られていいかも、と思う。

 

 

 

 いつも楽しみにしているお気に入りのアーチストがいる。木村ご夫妻の作品からご紹介する。伊達市出身の木村富秋&由紀子夫妻は、大通ギャラリーで二人展をされていて、日曜日が最終日だった。ご主人の色使いと由紀子さんのダイナミックな構図が素晴らしい。

 

 



 夕方からANAホテルで授賞式典があり、出席。大谷大学でお世話になった恩師に近況報告と受賞のお礼を述べる。在学中、私の人物デッサンに、書道のように朱を入れてくれたのを思い出して、懐かしい。いつも、研究室でコーヒーをご馳走になっていた。

 「懇親会に出るの?」と聞かれて、「知り合いのいないところで飲んでもね…。」と応えると、「じゃあ、お金もらってトットと帰んなさい」と。相変わらずざっくばらんで、笑える。ーーーいい先生に出会ったと思います。