講演「山と本」

 旭川文学資料館から講演を依頼された。「山岳文学の系譜」資料展示会の一環として、七大陸最高峰登頂スライド会のお願いだった。担当者から演目をお知らせくださいとのメールが入った。さて何にしよう。文学資料館だから、「山と本」がいいかもと思い、パソコンに向かう。

 

 山に入れ込んだのは、山に関する本が好きな下地がある。物語やエッセイ、写真集や山の絵、日常から非日常に連れてってくれる作品が好きだった。それは今も変わらない。空や海の色、大地の色や緑の濃さ、そこに住む人々の暮らしにときめいた。

 

 そこで、講演に合わせて、心ときめいた山の本を紹介することにした。手元に残した本を参考にしてタイピングする。上手く行くかなぁ、話すのは苦手なので緊張する。