「ヤチシンコス」20周年記念ライブ

 山友が所属するフォルクローレのコンサートに行く。

南米の音楽が好きで、一時期ケーナを練習していた。南米にも5度、足を運んでいる。もちろん山がメインだけれど、本場のフォルクローレを聴きに行って、ケーナも買ってきた。在職中は、昼休みに写真スタジオで練習していたが、カメラマンの同僚に「となり(小学校)の小学生の方がまし!」と一瞥されていた。

 

 久々に、在籍していた山岳会のメンバーに会い、懐かしかった。全ての週末と年末年始はテント泊で誰かと山にいた。盆も正月もなく、海外も含めて年間120日は山に入っていた10年間。あんなに山に恋焦がれていた時期があったなんて夢のようだ。いい時間を過ごしたと心から思う。

 

 コンサートは盛り上がり、アンコールを3曲も演奏する大盤振る舞いで、演奏が1時間延びた。入場料500円に生ビールが付き、2000円で飲み放題の懇親会も参加したかったが翌日の弁当作りのために帰宅する。楽しいフォルクローレの夕べだった。

 

 

    「アンデスの風になりたい」作詞 とべあきよ

 

   私は風になり アンデスの笛に乗り ゆきたいよ 

   海を越え はるかな草原へ

   一度だけの人生なら 自由に生きてゆきたいよ

   見知らぬ国をたずね 愛する人に出会いたい

 

   毎日笛を吹き 羊とラバをともにして

   歩けるところまで 歩いてゆきたいよ

   死んだら土の甕に入れて埋めてよ インディオと同じに

   そこから葦が生えて 誰かが笛をつくるだろう

 

   私は葦になり アンデスの笛になり

   歌っているよ空高く インディオの祭りに