風不死岳 ▲1102m

 風不死岳北尾根に登る。

前日に「近場の山、風不死岳に行かない?」と誘われ、もちろん断るわけがない。地図を広げるが登山道がない。「えっ、北尾根ってどこから入るの?」と訪ね、地図を確認する。行ったことがないので願ってもない山行だ。帰りは温泉に、と言うことで前の晩は早々に8時就寝。

 

 朝、札幌は上天気なのに支笏湖周辺は雨が降っている。「ここの天気って、わかんないよね…」といいながら、7:30分登山口に到着。駐車場には誰もいなくて、あら熊よけ鈴持ってこなかったわ、と笛を用意。結構、急な登りで最後の8合目からは数カ所にフィックス・ロープが掛けられている。久しくクライミングはしてないわ、とロープを頼りにヨッコラセと大岩をよじ登る。

 山頂からの視界は利かず、一瞬だけ支笏湖が望めたくらい。頂上でお握りと卵スープ、そして、食後のコーヒータイム。これが下界で食べるどんなものより美味しいのだ。

 

 最近の山は若者が多い。コロナで第三次山ブーム到来と言われている。

山頂で一緒になったパンク風の若者たち、4人組の一人が刺青の彫り師だった。びっくりすると、腕を託し上げて刺青を見せてくれた。体にも刺青をしていて「えっ、日本で刺青師って食べていかれるの?」と余計な心配をすると、向こう6ヶ月は予約で埋まっているんだそう。「どれくらいするの?」と料金を尋ねると、タバコケース大で2万円くらいとのこと。刺青は外国ではポピュラーだけど、日本でも入れる人が増えているんだ。それに刺青師って初めて会ったわ…。1:30分下山。

 

 下山後は休暇村支笏湖温泉で入浴。透明なお湯で肌がつるっとする。昆布だしの中に入っているような感じ。知床のツルツル温泉みたいで気に入った。脱衣所で、ハッシュタグをつけてインスタに上げると次回が半額との広告を見て、インスタに上げるがうまく行かず、いいわと諦め「ちなみにその半額券はいつまで有効なの?」と聞くと、2週間とのことで、そんなの要らんわ、せめて半年とかにして欲しいわ、と口には出さんけどムッとした。

 そんなこんなで終日を山で過ごし、「元気で山に登れるって、こんな幸せはないよね!」と確認した一日でした。

 

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