「新鋭展」ーそれぞれの内省

 全道美術協会の企画「新鋭展」は搬出日の午後が会場当番だった。

雪がちらつく寒い日だったので、訪れる人が少なく、会場をうろうろしていたら、若者に声をかけられた。大谷大学在学中に知り合った「八木賞」女の子だった。20名ほどの展示の中に同窓生が3名いて、学生の確かな力量を頼もしく思っている。

 

 広い空間で客観的に見ると、アラが目立つとがっかりしていたら、それは私だけではなく、同窓生も同じことを言っていた。作品に満足することはないのだ。それが次の作品に反映されるのかも知れない。

 

 ともあれ、「受賞者のために、おまけの作品展があるのはいいよね!」と新米同士、「来年も賞をゲットして、新鋭展に参加しよう〜♬」と励まし合って別れた。