樽前山リベンジ登山。万全を期して天気予報をチエックしたにもかかわらず、支笏湖周辺だけ雨が降っている。これじゃ、リベンジの意味ないね、と予定を変更し、オープンしたばかりの白老のアイヌ民族博物館、ウポポイに行くことに。しかしネットで調べると予約なしでは入館出来ないとのことで、更に変更し静内の牧場へと向かうことに.....。
がっかりしながら支笏湖を過ぎると、千歳は雨が降った形跡はなく、ウトナイ湖に立ち寄ったあたりで青空も覗き、もしかして登れるかも?と支笏湖へとUターン。しかし、残念なことにやっぱりここだけ雨が降っていて、湖は波立ち対岸の山は稜線も見えない。
もう、札幌に戻ろう!と決断したところで、札幌は晴れているから、帰宅途中にある空沼岳の万計山荘まで行くのはどうだろう?と提案した。標高差は藻岩山くらいで2時間ほどで行ける。誰も行ったことがないとのことなのでお昼を食べてからの午後登山。万計沼でコーヒーブレイクとした。
ところが、道が欠壊していて沢登り状態。橋も壊れ頼りないハシゴがかかっているだけ。えー、大丈夫かな?と山友に問い合わせの電話を入れるが出ない。ーーー天気がいいのに下界にいるはずがない。
心配しながら沢形を登り、おっかなびっくり橋を2度渡り、2時間半で山荘に到着。霧が降りてくる水面を眺めながらのコーヒーブレイクはちょっと素敵。まるで東山魁夷の絵のようだ。ーーーまんぞく、満足!
大満足で下山始めたのが4時で、日没の6時には到着予定。
ところが登りと同じだけ時間がかかり、雨も降ってきて森の中は思いのほか暗い。ゆっくりね!と声を掛けて慎重に降りたがドキドキのアドベンチャー登山になってしまい、ヘッドランプの明かりに車が浮かび上がったときは正直ホッとした。
下山後に小屋のボランティアをしている山友から問い合わせの返事があり、道は2年前に崩壊していて、橋も直してもまた流されるので仮ハシゴを掛けているとのことだった。満足してくれたけど、山の経験のない友人にとんでもない体験をさせてしまったと反省です。