ひまわり

 猛暑日も一息ついて、ミャンマーの学生を受け入れている友人と滝野自然公園を散歩。

好き嫌いが多くて何を出しても食べないのと困っている。「もう大人なんだから、お腹空いたら自分で買って食べるわよ」と言うと「そうはいかないわよ、預かってるんだから…」と頭を悩ましている。無償ボランティアなのに、あちこち連れて歩いたり、レストランに連れてったり、もちろん日本の家庭料理を作って食べさせている。

 

 「どこか行きたいところある?」と聞くと、仏教国の学生らしく「仏像のあるところ」言うので滝野霊園の大仏を見に行くことになったそう。ネパールやタイ、ミャンマーはカレンダーが仏教暦になっていて仏教の行事が生活に組み込まれている。ミャンマーの学校では毎朝、お祈りがあるそうだ。

 

 若い時に異文化に触れることは貴重な体験だと思う。何より距離を置いて自分の国を見られる。ミャンマーは国内紛争で多くの犠牲者を出し、また軍事政権に戻った。若者たちは今、国を出て自分の未来を築こうとしている。そういうことが可能な若者たちは幸運だと思う。

 中東紛争や難民問題、アジアの反政府デモを抑圧するニュースを見るたびに思うことだけど、国と親は選んで生まれてくることができない。ひまわりのように太陽に顔を向け、力強く歩んで欲しい。

 

 

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