バングラデッシュ・カレー ランチ

    北海道大学の研究室に勤務しているバングラデッシュのご夫婦がカレーランチに招待してくれると言う。カレー好きの私が断るわけがない。友人に「山と食べる誘いは断ったことがないのよ」と変な自慢をし、手土産にパンプキンタルトを焼きいそいそと出かけた。

 

 若く素敵なご夫婦で大学生のお子さんがいるようには見えない。今日の二種のカレーは旦那さんが作ってくれたそう。他に茄子を卵で焼いた一品と鯛のフライ、鶏ひき肉とハーブのハンバーグなどの料理が刺繍を施した敷き物に並び、テンション上がる。それに、バングラデシュカレーは初めて食べるのだ。

 

 チキンを丸ごと買ってぶつ切りにし、カレーパウダーだけで煮込んだそうでコクがあり美味しい。骨が解けるほど柔らかいので「圧力鍋を使ったの?」と聞くと普通の鍋とのこと。

 さらに、「どんなスパイスを使うの?」と尋ねると瓶が並んだコンテナ2つ持ってきた。スパイスの瓶を開けて、丁寧に匂いを確認させて使い方を説明してくれた。お国では毎日違う素材のカレーを食べるらしい。基本となるスパイスの調合があり、それを調合してお土産に持たせてくれた。

 

 文化や違いや家庭生活の役割など尋ね、楽しくて興味深く、スパイスのように刺激的な時間だった。それにお茶の文化などもレクチャーしてくれて面白かった。そうそう、特別な日に入れるというお茶もお土産に頂いたのだ。

 最近は素晴らしい出来事が続き、来年の運も前倒しで使っているような日々だ。美味しいものと楽しい会話は人を幸福にしてくれる。

 

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