講演会 於:苫小牧ライオンズクラブ

 高校のクラスメートから依頼されたライオンズクラブの講演会に出かけた。

久々の講演依頼で、人前で話すのは苦手なこともあり、年末に原稿を作り何度も練習し、緊張して壇上に…。

 新年の挨拶から始まり、江差高校時代のエピソードなど織り交ぜてスピーチをする。七大陸最高峰登頂後に日本語教師としてタイに赴任したHBC のニュース映像を流した後で、七大陸最高峰のスライドをするという順序で、所要時間は30〜40分で終了。その後に祝宴があり、地元名士の方々と名刺交換をして、クラスメートはホテル内での二次会へ。私は夜景を見ながら就寝。

 

 ところが、翌朝、目覚めたら講演の内容を覚えていないのである。挨拶の途中から記憶が欠落していて、思い出せない。アルツハイマー? それとも高い山に登り続けた後遺症? 大谷大学以来、看板みたいな絵を描いていたから、シンナー中毒? 頭は重くて二日酔いの気分だ。

 

 高校時代の女子2名が特別参加していたので、朝、ラウンジで朝食の際、昨夜の講演はどうだったかを訊いた。ちゃんと話していたという。山のことを質問されても記憶がないので腑に落ちない。昔話に花を咲かせて、依頼されたクラスメートからは、お土産を頂いて帰宅。不安な気分に疲れてそうそうに就寝。

 

 翌朝、目覚めたら頭はすっきりし、炊き立てご飯のよう。しかし、一部の記憶が欠けたままだ。スケジュールを見直し、交換した名刺を確認する。クラスメートに電話して、講演スケジュールと原稿を見ながら内容をチェックしたら、すべて準備した通りに話をしていてホッとする。とたんに元気が出て、いつものようにトレーニングを再開。図書館で予約本を受け取り、買い物をして料理とバタバタしているうちに欠落していた記憶が蘇り、一安心。ーーーまあ、年を経たってことですね。やれやれでございました…。