講演会 於: 近代美術館

    近代美術館・ボランティアスタッフ講習の一環として、山の講演を依頼された。
開催日近くなってから、絵の話を主にしてほしいとのことで、急遽、大谷大学在学中の制作風景や、夏休みにフィラデルフィアのアートスクールに行った時の写真をピックアップした。フィラデルフィア周辺の美術館やニューヨークの近代美術館なども紹介し、道展入選、全道展と札幌芸術祭の入賞作品も入れて、なんとかまとめることができた。

 

 挨拶と絵の話。タイ赴任中に放映されたニュース7分➕七大陸最高峰のスライド35分。次の交流会のため、持ち時間はきっかり1時間15分と指示された。時間配分が大変である。どれくらいの速さで話せば要望に応えられるだろうと、2日間、ストップウォッチ片手に原稿の読み上げ練習をして当日を迎えた。

 

 で、その当日。

まず、講演者(私)の紹介がある。ーーーマズイ!この分を計算に入れてなかった。長かったらどうしょう?と焦る。

次に、私の挨拶が済み、絵の話に。あ、パワーポイントが開かない!即、次の話に移行し難を逃れた。ーーー最初の焦りで、パワーポイントのダブルクリックを忘れただけだった。

 

そして、テレビニュース放映と七大陸最高峰のスライドもサクッと開かず、数秒のロス。タイムテーブルと腕時計を見比べ、進行状況を確認しながら話を終え、残り5分を質疑応答に当てることができた。ーーーはぁ、こんなに忙しなく緊張した講演は初めてだ。日本人ならではの特技かも?

 

 兎にも角にも終わってホッとした。これで安心してお酒が飲める。