クッキー作り

 朝から、留学生たちへのクリスマスプレゼントのクッキー作り。

ハート型はココナッツフレイクを入れ、星型はチョコレートにした。焦がさないように気をつけて、27人分を個別に包装し終わったら、お昼だった。

 

 喜んでくれるかなぁ、と想像するのがいい。というよりは、ただ単に粉を捏ねるのが好きなだけなのだ。小学生の頃、ニワトリのお母さんがお菓子作りに奮闘している差し絵を見て、「結婚したら、男の子を5人産んで、美味しいお菓子を作ってあげよう!」と健気に思っていたのだ。何故かというと、祖母から「この童が男の子だったら、どんなにえがったか…」とことあるごとに言われて育ったのだ。

 

 あと、クッキーの型抜きも好きなことのひとつ。その昔、紙芝居のおじさんが自転車でやってきて、子供たちに型抜きのお菓子を売っていた。上手に抜くと、なんかくれたと思うが、いつも一部欠けてしまい、上手くいかない。クッキーの型抜きする時に、その気分が蘇り、慎重になるのだ。欠けても捏ね直せばいいだけなのに、なんだか懐かしい。

 

 懐かしい、という感傷は結構いいものかも?と思う。

今年も残すところ2週間となった。友人の先逝くりやお見舞いなど、想定外のことばかりで落ち込んだ日々だった。来年は笑える年になりますようにと祈る。