311 東日本大震災

  2011年3月11日に起こったマグニチュード9.0の大地震は、2万2千人以上が亡くなり、日本では最大、世界では4番目だそう。

 あの時、私はイタリアの友人宅に滞在していて、彼女の友人たちとロンドンにいた。ロンドン橋を渡っている時、知らない人に「日本は大丈夫か?」と聞かれ、イタリアの友人宅のパーティでは、携帯で放射線量を測るマネをされた。

 帰国して、被害状況に驚き、福島原発炉爆発の映像に血の気が引いた。チェルノヴィルの原発事故と同じように生物が住めない土地ができると思ったのだ。お正月に起こった能登半島地震でも、報道されない原発は大丈夫かと耳をダンボにした。地震大国で原発を稼働させるのはどうかと思う。

 

 政治家の資金集め不明金問題やマイナンバー制度に憤慨している昨今だが、タイがらみの友人宅で晩ご飯をご馳走になった。世間に疎い私が情報をインプットする場所でもある。また、料理が上手な彼女にレシピを聞いたりしている。今回は「豆腐入り生チョコ」を教えていただきました〜♬

 

 

 

 

 

 

調理用語と道具 

 シェフの卵たちに調理用語と道具の説明。

絵カードを提示しながら、一般的な用語、切る、煮る、茹でるなどのほかに、蒸す/蒸らす、捌く/おろすなどを説明すると、蒸す/蒸らすの違いがわかる生徒が一名いる。フランス料理とイタリア料理の違いを説明してくれた生徒だ。

 

 彼に、日本料理で何が好きかと問うと、みんな寿司、天ぷら、トンカツ、牛丼答えるのに、彼は大トロ、白子(魚の内蔵)などという。3枚おろしも知っていて、なかなかのグルメな料理人だ。ちなみに、みんな納豆は食べられるそうだ。「毎日食べます〜♬」という生徒もいる。日本酒も好きだそうで、増毛の「国稀」を教えてあげる。

 

 美味しいもの好き同士、食べ物の話をしていると楽しい。6月の修了には、みなさんにフランス料理のプレゼンをしてもらおう、と今から、楽しみにしている。ーーーお家レストランで、新しいメニューをご披露できるかも〜♬

 

 

 

ひな祭り

 三月というのに真冬並みの寒さで、日差しだけが心なしか明るい。

朝から、明日の授業の準備をしている。漢字のレビューとテスト作成。調理用語や道具の絵カードを作り、野菜の名前や調味料などのパンフレットも追加。朝食の習慣、毎日/時々などを使い答える練習。

 

 実践は電話で寿司を注文するというタスク。おまけは、日にちの発音の確認をして、ひな祭りらしく、折り紙の箸入れをプレゼントする。ーーー上手くいくかなぁ…。

 やれやれ、準備で一日が終わりました。

 

 

 

確定申告

 自分の名前も書きたくない今日この頃、初めて確定申告なるものをした。

昨年、公的機関で講演をし、謝礼をいただいた時に税金が天引されていた。それが返金されると聞いてトライしてみようと思ったのだ。今までも、小冊子の原稿料や講演の謝礼、報道関係から出演料?などをいただいていたのだけれど、申告書類が面倒そうなので一度もしたことがなかった。

 

 最近の半端ない物価高に、「戻るんなら、やってみようじゃないの!」とネットを検索。申告書類をダウンロードし、必要書類もコピーして、いざ書き始めると、はて、どの欄にどの数字を入れていいのかわからない。繰り返し読んでもわからないので税務署に電話した。

 

 税務署は上から目線で横柄だろうと思っていたら、意外と対応がいい。8時30分から整理券を配布しているとのこと。気を良くして、出かけると廊下は長蛇の列。しかし、どんどん裁けている。中に入ると、細かく区切られたそれぞれの仕切りで、30人以上の職員が個別対応している。

 そうね。税金を納めに来る市民なのだから、親切なのが当たり前。今、政治家の資金集めパーティ券の用途不明金が問題になっているが、善良な市民に申し訳ないと思った方がいい。

 待ち時間は30分。担当者が懇切丁寧に書き方を説明してくれて、整理券をもらい書類を提出するまで1時間も掛からんかった。素晴らしい対応で「全額返金されます」とのことだ。「あら、新刊買えます〜!」と大喜び。なんか、プレゼントされた気分ですね〜♬

 

 

 

ベトナムのお菓子〜♬

 ベトナムの生徒から、お菓子をプレゼントされた。「お茶と一緒に食べてください」と指示されたが、お腹が空いて帰りの列車で開けた。小さな包みのバタークッキーは、銀紙を解くとパラパラとこぼれた。ーーーなるほどね、喉に詰まるかも?

 大きなサブレはマミービスケットのようなミルク味で、歯にくっ付く。そっか、これもお茶が必要だ。ーーーリックから、朝の残りのお茶を出して飲んだ。

 

 学生たちは、「先生、食べてください〜♬」キャンディをくれたり、みかんをくれたりする。握り締めていたのか、ポケットから出したみかんは温かかった。学校の室長から、「お昼ご飯をジュースで済ましている生徒もいる」と聞いていたので、自分のオヤツを私に分けてくれてると思うと、しんみりと嬉しい。私も、ポケットにクッキーやキャンディを忍ばせて、出会った生徒に渡したりしている。

 東室蘭まで、バイトに行く生徒と列車に乗り合わせた時など、「美味しいから、食べて見て〜♬」と一緒に食べる。食べることって、仲良くなれる秘訣のひとつだと思う。

 

 今日は、珍しく元気がなかった若者たちだが、帰る頃には元に戻った。そろそろ、5ヵ月が経過するので、ホームシックの頃だと思う。

 

 

 

シェフの卵たち

 フランスからやってきたシェフの卵たち。

今日は先週のレビューと実践編である。これそれあれ、どれどこの実践は、道案内。

母恋駅前の地図を見ながら、2人ペアで、訊く人と答える役を練習し、さらに札幌駅前の地図でレベルアップする。曲がる→曲がってください。〜は右にあります などを練習するが、右と左を間違える。曲がった時点でわからなくなるのだ。ーーー地図が読めない?

 

 実践その2は、レストランのオーダー編。ファミリーレストランで、ウェイトレス/ウェーター役が3人のお客さんのオーダーを取り、シェフ役の私に伝えるというタスク。

 さすが、シエフの卵たち、食べ物に関することには食いつきが良く、盛り上がった。

オーダーを取り終わったあと、お客さん役の一人が「全部でいくらになりますか?」とウェイトレス聞いたのには驚いた。ウェイトレス役は、即座に「○○○○円になります」と答えた。

 ーーーなかなか手際がいいです〜♬

 

 

 

みず展 第一回 大通り美術館

 道彩展の会員・会友による展示会が開かれている。

絵の友人が会場でパフォーマンスをするというので出かけた。会場はたくさんのお客様で賑わっていた。

 絵を描くことは一人仕事なので、見る時に、どのように描いたのか気になるところだ。好きな作家だと尚更でしょうね。作家さんが在廊しているだけでも嬉しい。みなさん、作家さんに質問して、興味深そうだった。

 

 久々に絵の友人に会い、新刊本をお借り出来て、嬉しかった。本選択のセンスが抜群な友人なので、今回は「どんな世界に連れて行かれるのだろう?」とうきうきする。

 本を開くと、絵が後回しになってしまうので、読んだのは絵本、ほうむらみちこ作「ともだち」のみ。「ギャラリー法邑」のオーナーが、夫との闘病中に、服用した薬のシートで制作したアートである。薬が入っていたプラスチックのシートは、キラキラ輝いてパッケージとは思えない。こんなに飲んで大丈夫か?と心配になるのと、これだけ服用し、日常を取り戻しのだ、という想いが交差する。病気の人の励みになるだろうと思う。

 

 

みず展 〜25日(日)今日まで。