My best three in 2019

 

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 My best one は なんといっても Dimash。6オクターヴを自由に操る神がかった声の持ち主である。28日に初来日、NHKの「ABU songs フェステバル」に出演「S.O.S」を熱演した。12月にNYでのコンサートを成功させたばかりで、韓国でのコンサートの話も上がっているとか。たった2年で自国や中国はもちろん、欧米でコンサートを開き世界的シンガーに成長し子供の頃の夢を叶えた。 彼の人気は暖かい家族とその真摯な人柄にあると思う。

 

 2番目は卒業制作の鳩シリーズの1点が道展に入選し、絵や山仲間がお祝いをしてくれたこと。教師に「これで絵を描いていけそうだね」と言われたけど、こんなしんどい作業を続けられるかどうかは疑問だ。年末の大掃除をしながら、「ああ、あそこを直した方いい」と、いつも心は絵の中にある。

 

 3番目は万年反抗期の娘が骨肉腫になり、手術の経過がいいこと。病気にならないに越したことはないけど、病んで初めて健康の意味や家族の大切さがわかる。

 山友二人が膵臓癌と大腸癌になった。女三人で日高のピリカヌプリの沢に入ったことがある。美しい釜で泳ぎ、満喫した夜中に雨が降り、朝下山した。ところが増水した沢で、運動音痴の私が滝壺に落ち二人のサポートで九死に一生を得た。

「先にあちらに行っているからさ、ゆっくりおいで」と笑顔で言われて、泣きそうになった。高校時代の親友も4年前、卵巣癌で亡くなった。まだタイで働いていて、お正月に帰省した際に気になって電話したら、「あと2、3日持つかどうか」と旦那さんに言われた。

 

 昨晩、小川洋子の「ことり」を読んだ。私が生かされている意味はなんだろう?と思う。小説家は言葉を連ねて自分の世界を作る。私は絵で自分の世界を作れるだろうか。

 

 てなことを考えながら、暮れの大掃除をしておりました。

みなさま、よい年をお迎えください。来年も素敵な一年になりますように心から願っています。