朝から雪が降っている。こんな日は家にいる幸せを感じる。山でも大雪で停滞の日は雪かきしかすることがなく、周り番で面白い話をしていた。あれはいい時間だったね。
今日は餃子を作ることを思いついた。小麦粉を捏ねて皮を作り、餡子の肉も挽肉を使わないで三枚肉を叩き脂身と合わせた。こうすると肉の旨味が残りジューシーない餡子になる。
小林秀雄氏の「ゴッホについて」と「正宗白鳥の精神」の講演会のCD を聴きながら、えっさ、ほいさと捏ねた。
ゴッホの講演で「個性」について話していた。個性と外見と混同していて、ん?と思う。個性ってパーソナリティのことだから、人間の資質じゃない? あの人は個性的だね、という時は内面を指すもの、と疑問に思う。
次は正宗白鳥氏についての講演で、正宗さんって知らんけど?と思う。なんか明治生まれの小説家らしい。小林秀雄氏の語りが落語のようで、味わい深い。彼がどんな風に天才なのかを話始めた。
小学生の頃に花見の作文を書いてくるように言われ、花を見ても何も思わんと教師に言うと「じゃあ、花より団子だな」と言われたので、桜の木は串団子が並んでるように見えると書いたら、いい点をくれたんだそう。ーーーうーん、いい先生だ!
小林秀雄氏の講演会を3往復して聞いているうちに、90個の餃子が出来上がった。茹でて味見をして、餡子が残ったので市販の皮に包んでみた。焼き餃子が食べたかったので、フライパンに並べて焼いたが、やはり市販の皮は薄くて食べ応えがない。研究の余地あり。ーーーしかし、薄い皮って伸ばすのが難しいんだよなぁ。
冷凍して終了。外はまだ雪降り…。いい仕事して、お腹も膨れて余は満足じゃ。