郊外に住む友人のパートナーが病気になって久しい。退院後は自宅で畑リハビリをしていると聞いていた。雪の降る前に一度お邪魔するね、と言っていたんだけれど、仕事をしているうちに雪が降ってしまった。小雪が舞ってはいるけれど、陽が差し青空も見えているので思い切って出かけた。
仕事の手が空いて急にお邪魔したのに素敵なおもてなしを受けて感激する。彼女はマメに料理をするタイプで、我が家での「美味しいもの会」には、いつも手作りのパンやケーキを焼いて来てくれる。今日のランチも、おしゃべりしながら小麦粉を練っていたが、それはヨーグルト入りナンだった。ーーーうーん、香ばしくて美味しい。
訪問中に看護師が見えてリハビリを指導してくれていた。本人は脚をちょっと引きずる位で日常に全く問題ない。二人でリハビリ散歩を楽しんでいる。
「一緒になってよかったですね」と言ったら、彼女のことを「天使のような人だ」と言った。ーーーそうだね、そう言い切るパートナーって素敵じゃない？
雪が降る日に覗いた青空のように、ほっこりと温かい気持ちになりましたよ。
