大谷大学の卒業制作展に足を運ぶ。
昨年、道展の協会賞を受賞した大谷大学の村田桃花ちゃんは新しい作品を発表していたし、壁がテーマの川尻君も壁じゃなく襖に折り紙という斬新なアイデアだった。仲良しヨーコちゃんも抽象画から、ガラリと変わって雑貨屋さん風の展示だった。油彩から日本画に変更した中山果林ちゃんは日本画の作品の方が数段素晴らしい。彼女の才能が溢れている。なんにせよ若い感性の素晴らしさは感動的であり、なによりも元気をもらえる。
大学の閲覧コーナーに置いてもらう個展の案内状を若者に託し、「中にラブレター入れてあるから…」と教授陣に渡すようにお願いして帰ろうとしたら、大学の入学を勧めてくださった日本画の先生に出会った。
「作品を作ることの大変さを知りました」と報告し、長い間創作活動をしている先生方に敬意を表する。まあ、しんどいけれどしばらくはこの道を進むだろうと予測できる。曲がり何にもなんとかなってきたのは周りのお陰である。教授陣に心から感謝している。