Bonjour 〜♬

 フランスから、日本料理を学びにやって来た若者たちに、日本語を教えることになった。彼らはフランスで、3年間のフランス料理コースを学んでいる。その料理学校の一環として、5ヶ月間、日本に留学し、日本料理と日本語を学ぶことになった。

 

 月曜日は初日である。日本語は全員が初級で、ほぼ初めてとのことだった。英語を話せない生徒が数名いるとの申し送りだったが、蓋を開けてみると、ほぼ全員、英語が話せて理解できる。そして、なんと平仮名とカタカナが読める。

①  課題は自己紹介と友人を紹介する。

②  自分の好きなことが言える。相手に聞ける。

③  あいさつ。場面設定や状況による useful expressions 

 

 ローマ字書きをしていたら、平仮名がいいというので、五十音の練習帳を読んでもらうと、全員読める。単文も読めて意味がわかる。学生のノートをチェックすると、フランス語と平仮名でメモをとっている。ベトナムの生徒より字がきれいだ。

 

 「シエフの卵たちに日本語を教えるなんて、なんてラッキーな〜♬ 」と心浮き浮き、自然に頬がゆるむ。授業の合間に「イタリア料理とフランス料理の違いってなに?」と質問したりして、「違いはソース」との返答に、なるほどと納得。「イタリアは素材を活かしたシンプルな料理が多いけど…」とも。それにも納得。イタリアは新鮮な食材が手に入るので、北海道と似ているかも?と思う。

 

 私に興味を持ってもらうために、7大陸最高峰登頂のテレビニュース映像を見てもらい考古学の作図や大谷大学に入学し、絵を学んだ経緯のプレゼンをして、初日は大成功。

ーーーさてさて、来週はなにを質問しようかと思案中である。