この山だけは登りたくない、と思っていながら何度も登っている。今回は初めて登る喜茂別コースで、山女史の膝手術後のリハビリ山行と聞いて地図を確認すると、なんと頂上までまっすぐな急登で遊びがない。参加するかどうかと迷う。それにしても、羊蹄山でリハビリとは凄い。この山を登れると、どこでも登れると言われているので、挑戦のつもりで「行きます！」と返信。信条として「迷ったら行く！」が鉄則だ。
ところが、晴天のなか５時間の登りはきつい。30分おきに水分補給しなければ干上がりそうだ。もう、途中で待ってるわと言いそうになるが、後ろの山女史が「３人で登頂しましょ！」と容赦しない。そして、仕事柄か励まし上手なのだ「大丈夫です、行けます！」の声を頼りにその気になってようやっと登頂した。ーーーとたんに爽やかな気分になる。
山は登ったら降りなければならず、マイペースで降りるから先に降りていいと言ったものの、林道ショートカットが不安で登山口で待ってもらう。スマホに入れた山ナビに「トレーニングが必要です」と言われて「ごもっともです…」と笑ってしまった。
ーーー潔ぎよくまっすぐに立つよ夏雲は君の瞳に空を映して
