タイ料理

 タイで知り合った友人から、「カオマンガイ作るから食べに来ない?」とのお誘いがあり、「行く〜!」の一言。山と食べ物の誘いは未だに断ったことがない。

 彼は山菜採りのお師匠さんでもあり、タイから帰国したばかりの頃は、近場の野山に誘ってくれていたが、私は一握り採れば満足し、暇そうにしているので誘われなくなった。採ったものをいただいている。

 奥さんは料理上手で手の込んだ家庭料理をこさえてくれる。皿数も多く、美しく盛り付けて、いつも一皿料理で済ませている私は友人宅で家庭料理を味わっている。

 

 そして、テレビが付けっぱなしなのも日本の家庭って感じ。珍しくテレビがついてないと思ったら、今はテレビでYouTube を見ているそうで、ハマっているお勧め番組を教えてくれる。

タイ暮らしの日本人リタイヤおじさんが市場で買い物する動画で、タイ語が全く通じないのだ。私もローカル市場で塩を買うのに一苦労した経験があり、おじさんの困惑が身に染みる。ただそれだけの動画なんだけれど、そのうちにタイ語が通じるようになるから面白い。見てる方は「おー通じた!」と応援してしまう。

 

 久しぶりにタイ語を聞いて、懐かしい。タイ語は声調が5声あり子音の発音が難しい。同じ声調がある中国語とは全く違っていて、響きが柔らかく間延びして聞こえる。自ずと、のんびりしてくるから不思議で、何があっても、「まっ、いっか…」となる。

 仕事となるとそうもいかず、「ん、もう〜!」と思うこともしばしばだが、「まっ、ここはタイだから…」に落ち着く。しかし、台風はないし、バナナとTシャツで生きていけるいい国だよ。今度は南の方を旅してみよう。

 

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