山の取材 

 「ピッケルと口紅」の著書、北村節子氏から取材を受ける。声が掛かったのは、山渓の元編集長、神長幹雄氏を通してだった。歴代のヒマラヤ女性登山者の出版を考えているとのことだった。

 北村節子氏は故、田部井淳子さんの友人であり、ひと昔前に著書を読んだことがある。同年代であり、ガイドをしていたアースデスクの倉岡裕之氏や青田浩氏、登山家の山野井泰史さんともお知り合いで、話がスムーズに進んだ。

 

 お会いするまで、日にちが二転三転し、大変だった。昨日いらっしゃる予定だったので、お茶の用意をしてお待ちしていたら、直前に「お伺いするのは、今日でしたか?」との電話が入った。「えっ…?」と不思議に思ったが「今日、28日に変更してください、との連絡を受けて、お待ちしてますけど?」と答えると「明日にしてもらえますか?」とのこと。

 ーーーどうゆこと?と思うが、年をとれば勘違いはお互いさま。ということで無事にお会いすることができた。

 

 元、新聞記者なので、聞き書きは得意そう。漢字もよく知っていて、すらすらとメモを取る。素晴らしいというか、羨ましい限りです。おしゃべりして絵を見て、満足してお帰りになりました。ーーー遠くから、お疲れさまでした。