2022-01-01から1年間の記事一覧

西村一夫 個展  於:大丸藤井セントラルスカイホール

コロナ禍の影響で二年振りの開催となった。毎年、楽しみにしていた方が多いと思う。私もその一人である。今回は日本古来の渋い色合いの作品が多く、シンプルな色と形は心にすっと入り込み、落ち着く。 2019年のからの「座るひと」シリーズ。ゆったりと胡座を…

お家レストラン

元同僚とピザランチ。彼女の実家は農家で、毎年美味しいトマトを楽しみにしている。吉田兼好じゃないけど「よき友はものくれる人」だと思っている。たまたま週末が空いたので誘ったら、出がけに実家からトマトが届いたとのこと。ーーーまあ、なんとラッキー…

Father and Daughter

メランコリーなメロディが懐かしい。子供の頃、私のお気に入りの曲だった。あの頃、音符が読めなくても、耳にする旋律はハーモニカで吹くことができたから、ハーモニカの上手い男の子が吹いていた曲だと思う。都会から来た子で、また越して行ってしまった。 …

砥石山 散策登山

先週末は大雪高原温泉沼巡りの予定だったが、メンバーの一人が体調不良で中止となり、天候もいまいちなので相棒と近郊の砥石山に行くことになった。 出がけに雨が降り出し、ひどい降りになったらフキ採りして帰ろう、近郊だしね、と言いながら車に乗った。登…

入選祝い

磨く場所がなくなり、真面目に絵を描き始めていたところにチャイムが鳴り、筆を持ったままドアを開けると大きな花束が飛び込んできた。全く心あたりがないので 「えっ、間違いじゃないんですか?」と訊くと「お祝いとおっしゃっていました」とのこと。カード…

第76回全道展 入選

大谷大学在学中は道展に応募していた。展示作品が多いので、どうしても二段掛けになる。昨年、全道展を見てすっきりと見やすかったので、こちらに応募し入選したがやっぱり二段掛けだ。全道展交流紙を読むと、昨年は会員、会友のみの展示会だったとのこと。 …

「すべての月、すべての年」ルシア・ベルリン

どうしてこの作家に惹かれるのだろう、と思いながら読んでいた。 鋭い洞察力を持ち、大胆で思いっきりがいい。それが文章に表れていてパズルの破片のようにスッとはまる。感覚的な喩えにも驚く。こんな感覚で絵を描いたらどんなふうに仕上がるのだろう。 本…

北海学園大学学報「同窓生の声」

卒業した大学から学報記事「同窓生の声」の取材を受けた。 在学中は我が子より年下のクラスメートと机を並べワイワイと楽しくしていたが、教授陣との方が年齢が近く、親しくしていただきお世話になっていた。と言っても突然の学びは解らないことばかりで質問…

赤岩山 in 小樽

先日、小樽で育った山友に赤岩散策に誘われた。 赤岩は岩登りのゲレンデで、山岳会に席を置いていた頃に雪解けから沢登りのシーズンまで練習に通っていた。トレイルを歩いたことはなく、青い海を背にイモリのように岩に張り付いてた。冬はアイゼンと手袋を装…

喜茂別岳 ▲1,177m

今週末の喜茂別岳山行は雨の確率が高いので中止かなと思いきや、決行とのこと。山岳会では普通のことで、現地に行ってから判断する。しかし、登りから雨は嫌だなと思っていたら、時折陽も差して持ちそうな気配。 タケノコ採りのシーズンで林道のあちこちに車…

「清少納言を求めて フィンランドから京都へ」ミア・カンキマキ

本のチョイスが抜群の友人がいる。画集を返しに行ったら新しい本を貸してくれた。 アラフォーのフィンランド人が学生時代に比較文化を履修したことで、日本の古典文化に興味を持つ。仕事の行き詰まりを打破するために長期休暇(1年間)を取り、清少納言を研…

spotlight 付録編

インタビュー付録編のアフタートーク。 インタビュアーはミュージシャンなのでゲストとの距離感というか、空間を作るのが上手だった。言葉足らずの応答が伝わったかなと心配したが、理解してくれたように思う。 言いたかったのは、音楽は時間を共有できるの…

ベランダ菜園

手稲山の雪が溶けたら苗の植えどきと聞き、毎朝キッチンから覗く手稲山をチエックしている。そろそろ頂上の白いものがなくなってきたので、豊平公園緑のセンターに苗を買いに行った。 自転車でビューと一気に下り、公園内を散策。何か忘れ物をしたような気が…

「つむじ風に巻き上げられて」安酸敏眞

北海学園大学学長の著書である。学園大在学中に「欧米思想史」を受講し、なんて頭のいい先生なんだろう!と尊敬の眼差しで、一言も漏らすまいと聴いていた。 何が素晴らしいかって、難解な思想史をいともわかりやすく説明するのである。なんだか頭が良くなっ…

手稲山登山

絵の友人でもある山友と手稲山登山。 昨年夏、白雲岳のテント場で出会った写真家も誘い、手稲オリンピックコースからの山カフェ&おしゃべり山行。爽やかに晴れ渡り、初夏の陽気で気分も最高ー♬ 山頂近くはまだ雪が残り、ちびっ子少年団がスラロームの練習し…

Spotlight 「あなたの人生を聞かせてください」後編

インタビュー録画の後編がup されました。 思いつきの、行き当たりばったりの人生は褒められたものじゃないんだけれど、山も旅も行って実感してみないとわからないぞ、という疑り深い性格?で、よく言えば好奇心だけで踏み出している。自分が言っていること…

卵らんファーム村田 in 長沼町

山友に誘われ、長沼町でジンギスカンパーティ。 メンバーはバングラデッシュ人の歯医者さんと北大の留学生をお世話しているシニア、そして山友とわたし。 昨年秋、ファーム村田で開かれたカレーパーティに招かれて以来のことで、「山と食べ物の誘いは断った…

Spotlight ー「あなたの人生を聞かせてください 」前編

元職場の同僚がYouTube のインタビューを企画し、先日、秀岳荘で録画撮りをした。 山を知らないミュージシャンの突撃インタビューに答えるという設定だ。どう話せば理解してもらえるのだろうと不安だったが、緊張感もなく自然な会話ができた。多分、元同僚と…

藻岩山登山

あまりにもいい天気なので自転車で藻岩山慈恵会病院の登山口へ。 出がけに、市民スキー場コースにするとフキとヨモギくらいは採れるかな?と迷ったが、一人だし安全圏で行こうと決めて慈恵会病院登山口に着いた。すると、市民スキー場に熊が出没したとの貼り…

Happy Mother’s Day

爽やかに晴れ上がった母の日。花より団子の私に娘からカーネーションが届く。 困った時しか連絡がなかったのに、いい人に巡り会えて楽しそうに暮らしているのが何より嬉しい。昨年の暮れ、私の葬儀資金を貯めていると聞いて、蹴躓きそうになった。息子名義で…

春探し最終編

五月晴れの早朝、山友に誘われ平岡公園の梅林を散策。 広大な敷地に紅白の梅の花が満開で素晴らしい。木道の湿地帯には水芭蕉の群落とリユウキンカが咲き、梢の間にはキツツキのドラミングが響き渡る。大地の喜びに包まれ、感激する。 その後は真駒内公園の…

月寒公園

マイテリトリーの月寒公園の枝垂れ桜もチエック。もうそろそろ、カモさんの子育てが始まっているかも?と気になって出かけたけれど雛が孵った様子はない。昨年は見過ごしてしまい残念に思っている。一昨年の雛はカラスの餌食になり、日を追うごとに数が減り…

五月

春探し第三弾は白石自転車ロードへ。 今日は午後から雨の予報なので最後の桜を見に行く。自転車ロードは街中と違って車の音がしないのがいい。朝早く出たので人もいなくて快適に飛ばす。 途中で、郊外に住む友人宅に電話を入れ「起きてる?これから行くから…

春爛漫

春探しの第二弾。この季節、大地の芽吹きは感動的に素晴らしい。特に木々が芽吹く前のほんのりとした薄緑色が好きで、見逃したら後悔するとそわそわと落ち着かない。 今日は真駒内公園を散策。藻岩山は山桜やコブシで彩られ「山笑う」の季語そのもの。麓はど…

春を探しに…

朝から爽やかに晴れ渡り、まさに春探しのお出かけ日和。 自転車で西岡水源地へ水芭蕉を見に行く。行きは緩やかな坂道が続きペダルを漕いでると背中が汗ばむ。40分ほどで到着し、池の周りを散策する。湿地帯の水芭蕉は咲き始めたばかりでグッドタイミングだっ…

開花宣言 in 札幌

ようやっと開花宣言の札幌。北大博物館で山本純一氏の写真展を見て、あたりを散策する。まだ冷たい風の中で、桜や梅、コブシも、レンギョウもいっぺんに花開く北国の春は毎年のことながら浮き浮きした気分にさせられる。 今日は元同僚がYouTube インタビュー…

羽生輝展 北海道近代美術館

北海道、釧路在住の日本画家、羽生輝展が近美で開催されている。 彼の存在を知ったのは柴橋伴夫氏が北海道の画家を紹介した本である。モノクロームの崖の絵に惹かれた。本物を見たいと望んでいたので開催を心待ちにしていた。 想像以上に素晴らしいと思った…

「さむ〜い君」衣替え

暖かくなったので、玄関に鎮座していた毛糸帽子の「さむ〜い君」の衣替え。 鉤針で夏用帽子を編んで被せ、ハギレを巻いてリボンを付けたら女の子っぽくなった。タイのレディボーイみたいだ。ーーーまっ、ジェンダー関係なくていいかも? そういえば、個展に…

Everest -風を纏う花嫁

北12条の秀岳荘に絵が展示されたとの連絡があり、どんな風にドレスアップされたかな?と勇んで出かけた。階段室に掛けると聞いていたので階段を登っていくと、3階にありました。濃紺の木の額に収まりお洒落なエベレストに変身していた。 孫にも衣装とはこの…

「お隣は外国人」北海道新聞社

今、北海道で技能実習生という名のもとに働くアジア圏の若者たちが25000人ほどいる。留学生のバイトも入れたら相当数になるだろう。北海道で各分野に従事する関係者のリポートである。 私は12年前に北海学園大学で日本語教師の資格を取得し、タイに赴任した…